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ふと浮かぶ疑問。「これって......どうやってつくられている?」複雑な制作工程を経て生まれるかたち

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見ただけではわからない作品の奥に広がる世界

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漆の“重なり”が生み出す息を飲む美しさ

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第4回特別ver.再会のとき 3/20(⼟)〜5/31(⽉)

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特別招待者様のファーストビュー(内覧会)を開催

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出展作家リレートーク開催!

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推薦機関インタビュー

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ファーストパトロンになろう!座談会

作家紹介一覧 Creator —

初めてを支援する 工芸の分野において、「社会に向けつくり手として立とうとしている人」と「使う人」を繋ぎます。

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  • トピックス

    ふと浮かぶ疑問。「これって......どうやってつくられている?」複雑な制作工程を経て生まれるかたち

    まるでアートピースのような、セラミックアーティスト・加藤浩高さんの《cup_四角》。角度によって、新しい表情が出現するため、じっと見つめていると、ある疑問が頭に浮かびます。「どうやったらこんな複雑なかたちが磁器で生まれるのか......?」。 加藤さんが用いるのは「排泥鋳込(はいでいいこみ)」と呼ばれる技法。石膏型に流し込んだ泥漿を一定時間放置し、余分な泥漿を流し出す成形方法です。加藤さんの作品の特徴でもある複雑な形状は、泥漿を流し込む「石膏型」に秘密があります。一般的な器の場合、1 点につきひとつの型が使われますが、加藤さんは作品 1 点につき、いくつもの石膏パーツを組み合わせています。小さな石膏パーツをいくつも制作し、それらを配置して泥漿を流し込み、型と型の接合部分に生まれる「バリ」の突起が発生することにより、このような複雑なかたちが生まれているのです。 制作時間のほとんどは石膏パーツづくり。しかも、一度使用したパーツは繰り返し使うことができません。「同じものは二度とできません。どの作品も、究極の 1 点ものです」と、加藤さんは語ります。

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    ガラス製なのに、樹脂パーツを組み合わせたようなポップさが特徴のグラスウェアメイカー・和田絢太郎さん《ASH TRAY-BLUE YELLOW》。複数の色を用いたガラスアイテムは、隣り合う色がグラデーションになっているものが多いなか、和田さんの作品は隣り合う色との境目がくっきり。 用いられている技法は「ガラス鋳造」。型にガラスを流し込む鋳造方法ですが、和田さんの制作工程はひとひねりあるもの。まず、作品のかたちを決定付ける原型は、既存のありふれた器やオブジェを再構成し、CG モデリングした後、3D プリンタで出力。さらにそれをシリコンで雌型を取り、ワックスを流し込んで型をつくります。出来上がった型に流し込むのは、鋳造用のガラスではなく、ステンドグラスや薄い器に使われる板ガラス。繊細な素材のため、色の組み合わせや大きさにより、使用時に突然亀裂が入ることも。作品を制作する際には、数ヶ月前から何度もサンプルを試作し、高温での鋳造に耐えられるかをチェックしているのだとか。 制作のプロセスを和田さんはこう教えてくれました。「原型に板ガラスを入れていく作業は、まるでバランスゲーム。ガラスが溶けたときの混ざり具合を想像し、縦横斜め、あらゆる角度で崩れ落ちないよう慎重にガラスを積んでいきます。それでも出来上がりのカラーリングは焼き上がるまで未知数。同じ色の板ガラスと型を使っても、同じパターンは二度とできません」。

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  • トピックス

    見ただけではわからない作品の奥に広がる世界

    染織作家・遠坂美樹さんの手織りの《袋帯》は、制作の背景を知る前と後ではガラリと作品の印象が変わります。一見すると、所謂「抽象柄の袋帯」に見えるかもしれませんが、絹や木綿で織られた帯とは、少し質感が異なります。実はこの袋帯、経(たて)糸は遠坂さん自身が染めた絹糸が使われていますが、緯(よこ)糸には、コラージュをプリントしたフィルム製印刷紙を糸状にカットしたものが使われているのです。つまり、黒い帯地にちらちらと見える「色」は、遠坂さんのコラージュ作品の一部分。微妙な光沢感も、フィルム製印刷紙を使用しているため。経と緯、この2種類の糸で様々な質感や柄を生み出してきた伝統技術「織り」の面白さが際立つとともに、異素材を忍び込ませることで新しい世界を見せてくれています。

    遠坂美樹作品ページリンクはこちら



    鮮やかな色合いや、独特の深い艶の美しさもさることながら、天然の優れた接着剤でもある漆。漆作家・佐々木萌水さんの《高瀬川お猪口》は、京都を流れる高瀬川で採集した陶磁器片を金継ぎしてつくられたもの。各家庭で漆を「使う」「つくる・直す」プロジェクト「uruō(うるおう)」も展開する佐々木さんならではの表現です。時を越え、佐々木さんの手によってつなぎ合わされた陶磁器片。制作背景を知ると、ひとつひとつのかけらに描かれた図柄から想像力が膨らみます。......そして、日本各地にある陶産地を思い浮かべながら「あそこで佐々木さんが作品を制作したら、どんなものが生まれるのだろう?」と、今後の活躍にも期待せずにいられません。

    佐々木萌水作品ページリンクはこちら
  • トピックス

    漆の“重なり”が生み出す息を飲む美しさ

    まるで地層のように色が積み重なった漆芸家・泉谷麻紀子さんの《堆漆菱形蓋物》。作品名にもある「堆漆(堆漆)」とは、色漆を何度も塗り重ねて層をつくり、その層を掘り下げることで文様を浮き彫りにする技法のこと。色の層は、100回塗り重ねてようやく厚さ約3mmになると言われています。作品の大きさは縦6cm×横8.5cn×高さ5cm。色と同じく、多くの時間を積み重ねて制作されたことが伺えます。丁寧な仕事ぶりはもちろん、色合わせの妙も泉谷さんの魅力。上品な中にも、モダンさを感じる配色は、ファッションに興味を持ち、ハイヒールや板チョコをモチーフに作品を制作している彼女ならではのセンスが光ります。


    泉谷麻紀子作品ページリンク


    抽象絵画のような文様が美しい、漆芸作家・松木桃子さんの蒟醤(きんま)漆器《花萌葱》。「蒟醤」は、香川漆芸の三技法のひとつ。竹や木、乾漆などでつくった器物の上に、漆を塗り重ねて文様を彫り、その溝に色漆を埋めて表面を平らに研磨することで、意図
    した文様を表現する技法です。日本の伝統文化や自然を意識し、繊細な色彩感覚により表現された文様は、ときに緑萌える山や、青とも緑とも言い難い日本の海を彷彿させる一方、モダンアートのような現代的な表情も併せ持っています。


    松木桃子作品ページリンク
  • NEW

    第4回特別ver.再会のとき 3/20(⼟)〜5/31(⽉)

    いよいよ、はじまりました!
    「ハジメテを応援」みんなで!
    ファースト・パトロネージュ・プログラム2021
    第4回特別ver.再会のとき
    3/20(⼟)〜5/31(⽉)

    若きつくり⼿のスタートを社会みんなで応援していく試み、
    それが「ファースト・パトロネージュ・プログラム(FPP)」です。
  • トピックス

    特別招待者様のファーストビュー(内覧会)を開催

    現在、特別招待者様のファーストビュー(内覧会)を開催しております。
    会期初⽇となる3/20までは、特別なパスワードがないと購⼊できませんこと何卒ご了承下さい。
  • イベント

    出展作家リレートーク開催!

    ZOOM収録&YouTube Live:3⽉20⽇(⼟)11時̶17時
    公開(当⽇以降):川村⽂化芸術振興財団YouTube
    https://www.youtube.com/channel/UC2OyCaV7fa5Vlihp8uppnug/videos
    出展作家たちが⼯房から配信する、リレートークを開催。作家たちと⼯芸関係者
    との対話の様⼦をZoom収録のうえ、川村⽂化芸術振興財団YouTubeにてlive配
    信を⾏います。
    本展会期中は、記録動画を公開しています。そちらで出展作家への作品について
    の質問や応援メッセージを受け付けております。
  • イベント

    推薦機関インタビュー

    “これからのつくり⼿たちに、独り⽴ちできる道を通したい”
    ZOOM収録&YouTube Live: 4⽉24⽇(⼟)16時̶17時半
    公開(当⽇以降):川村⽂化芸術振興財団YouTube
    https://www.youtube.com/channel/UC2OyCaV7fa5Vlihp8uppnug/videos
    後進指導にあたられている教員の皆様を中⼼に、⽇本の⼯芸をとりまく現状、今
    後の展望、どんな作家が勝ち抜いているか、どうあってほしいか、の座談会で
    す。
    ※ZOOM収録に参加をご検討くださる教員の皆様は fpp@kacf.jp (FPP事務
    局)までご連絡ください。事前収録もいたします。
  • イベント

    ファーストパトロンになろう!座談会

    ZOOM収録&YouTube Live:5⽉9⽇(⽇)16時-17時半
    公開(当⽇以降):川村⽂化芸術振興財団YouTube
    https://www.youtube.com/channel/UC2OyCaV7fa5Vlihp8uppnug/videos
    実際にファースト・パトロンになってみたかたの感想や作家へのエールをお届け
    する座談会です。
    ※購⼊者はご参加いただけます(本事業の過去の⽀援者含む)
    ※ZOOM収録の参加申込はお気軽に fpp@kacf.jp (FPP事務局)までご連絡
    ください。